経理代行の料金相場は、記帳のみか請求・支払まで含むかで幅が大きく変わります。先に依頼範囲別の目安表を置き、そのあと仕訳数・証憑・見積項目の揃え方を整理します。金額は公開情報に基づく目安であり、契約前は各社の見積もりと公式条件を正とします。
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※料金・業務範囲・追加条件は変更されます。本記事の数値は2026年7月時点の公開情報と業界の一般的な説明に基づく目安です(構成は2026年8月14日に検索意図向けへ再配置)。申込前に各公式ページと見積書を再確認してください。税務代理・申告の可否は断定しません。
この記事で分かること
- 依頼範囲別の経理代行・記帳代行の料金相場の目安表
- 料金が何で決まるか(仕訳数・範囲・証憑・クラウド連携)
- 見積もりに必ず入れる項目チェックリスト
- 会計ソフト自計化と代行の総コスト比較の考え方
- 格安見積もりで確認すべき点と、同条件での相見積の取り方
失敗しやすい契約の落とし穴は経理代行の失敗例と防ぎ方、記帳代行の比較軸は記帳代行サービス比較、外注の進め方は一人社長の経理を外注する方法を先に読むと判断しやすいです。会計ソフト選定は中小企業向けクラウド会計ソフト比較、法人の選び方ハブは法人向け会計ソフトの選び方にまとめています。
先に見る:依頼範囲別の料金相場(目安表)
次表は、公開されている業界解説やサービス説明でよく示される幅のある目安です。個別契約の正本は見積書です。「この金額なら必ずこの範囲」という意味ではありません。
| 依頼範囲 | 月額の目安(幅) | 主な変動要因 | 向く会社の例 | 向いていない例 |
|---|---|---|---|---|
| 記帳代行のみ | おおよそ 5,000〜30,000円 | 仕訳数・証憑形態・連携有無 | 一人社長・取引が少ない法人 | 給与・支払まで丸投げしたい |
| 記帳+給与計算 | 記帳+人数連動(数千〜数万円増のイメージが多い) | 従業員数・賞与・通勤手当の複雑さ | 従業員がいるが経理担当がいない | 社保手続きまで含めたつもりで範囲外 |
| 請求・支払・消込まで含む経理BPO | おおよそ数万円〜十数万円以上 | 件数・承認フロー・振込代行の有無 | 請求が多く社長時間が足りない | 承認権限まで外部に渡したくない |
| 包括的な経理BPO | おおよそ 10万〜30万円超も珍しくない | 業務深度・拠点数・統制要件 | 成長期で属人化を解消したい | 取引が少なくソフト自計化で足りる |
| 税理士顧問に記帳込み | 顧問料パッケージ(記帳単体より高くなりやすい) | 税務相談・決算料の有無 | 税務判断と一体で任せたい | 記帳だけ安く済ませたい |

公開料金表があるサービスでも、条件(仕訳上限・ソフト指定・初期設定)を外れると別見積になることがあります。画面の数字をそのまま自社コストとみなさないでください。
比較のとき便利なのが、「月額の安さ」ではなく 同じ仕訳数・同じ範囲・同じ納品物 で揃えた3社の総額です。初期費用を12で割って月額換算に足すと、見かけの安さに騙されにくくなります。
自計化の基準線として、会計ソフトの公式料金も併せて確認しておくと判断が速くなります(金額は申込画面が正)。
- freee公式はこちら:freee公式はこちら
- マネーフォワード クラウド会計公式はこちら:マネーフォワード公式はこちら
- 弥生会計 Next公式はこちら:弥生会計Next公式はこちら
経理代行と記帳代行の料金は何で決まるか
「経理代行」と「記帳代行」は現場では混同されやすいですが、料金比較では先に言葉を分けます。
| 呼び方 | 典型的な範囲 | 料金の決まり方 |
|---|---|---|
| 記帳代行 | 仕訳入力・帳簿作成・試算表作成まで | 仕訳数・証憑の渡し方・ソフト連携 |
| 経理代行(経理BPO) | 記帳に加え、請求・支払・消込・給与などを含むことが多い | 業務範囲の深さ+件数+担当工数 |
| 税理士顧問に含まれる記帳 | 顧問契約の一部として記帳が付く場合 | 顧問料パッケージ(別途決算料があることも) |
同じ「月額3万円」でも、記帳100仕訳だけの会社と、請求発行・支払・給与まで含む会社では中身が違います。見積もり比較は金額より先に範囲の揃えが必要です。
仕訳数・業務範囲・証憑の渡し方
料金を動かす主要因は次の三つです。
- 月間仕訳数(または証憑枚数)
従量課金では1仕訳あたりの単価、または「〜100仕訳まで○円」の階段料金が一般的です。 - 業務範囲
記帳のみか、給与計算・請求書発行・入金消込・支払データ作成までか。 - 証憑の渡し方
紙の郵送・スキャンPDF・クラウド会計の銀行連携済みでは、代行側の入力工数が変わり、単価に反映されやすいです。
見積依頼前に、直近3ヶ月の仕訳数(または通帳・クレカ明細の行数)と、任せたい業務一覧をメモしておくと条件が揃います。
クラウド会計連携の有無で単価が変わる理由
freee やマネーフォワード クラウド会計などへ銀行・カードを連携しておくと、自動仕訳の候補が増え、代行は「入力」より「確認・修正・確定」に寄ります。紙証憑をゼロから手入力する場合より、同じ仕訳数でも工数が下がり、見積が下がるケースがあります。
逆に、連携未設定・勘定科目ルール未整備・過去分の遡及入力が多いと、初期費用や初月の追加料金が乗りやすいです。ソフト選定の前提は中小企業向けクラウド会計ソフト比較を参照してください。

自計化の基準線として、会計ソフト自体の月額も見積に入れます。プラン名と金額は変更されるため、比較時はfreee公式はこちらとマネーフォワード公式はこちらの公式料金を再確認してください。
範囲別の補足(目安表の読み方)
記帳代行のみ
記帳代行は、領収書・通帳・カード明細などから仕訳を作り、会計ソフト上の帳簿・試算表まで整えるイメージです。公開情報では、月100仕訳前後で数千〜1万5000円台、200仕訳超で1.5万〜3万円前後といった階段が見られることが多いです。1仕訳あたりおおよそ50〜100円前後と説明する資料もありますが、科目の粒度やインボイス対応で増減します。
実務では、次の差も料金に出ます。
- インボイスの区分入力が必要か
- 部門・プロジェクト別の集計が必要か
- 現金出納帳や立替精算が多いか
- 過去何ヶ月分をまとめて依頼するか
この範囲で足りる人: 税理士は別にいて、日常の入力だけ遅れている。
向いていない人: 「経理全般をお願いした」つもりで、請求発行や振込まで含まれていると思い込む場合。見積の業務一覧に無い作業は追加料金か別契約です。
記帳+給与計算
給与計算を足すと、従業員数・手当・賞与・住民税・年末調整の有無で料金が伸びます。記帳代行の延長オプションとして人数単価が付くことも、別サービス扱いになることもあります。社会保険の手続きまで含むかは契約書で必ず分けて確認してください。含めないと明記されているケースが多いです。
請求・支払・消込まで含む経理BPO
請求書の発行・受領、入金消込、支払データの作成まで含むと、仕訳代行から「経理オペレーション代行」に近づきます。件数と承認フロー(誰が最終承認するか)が料金の核になります。振込実行権限を外部に渡すかどうかは、セキュリティと内部統制の問題でもあるため、安い見積でも安易に広げない方がよい会社があります。
税理士顧問に記帳が含まれる場合との違い(概要)
税理士事務所の顧問に記帳が含まれる場合、単価表の「記帳代行専門」より高く見えやすい一方、税務相談や決算準備が一体になっていることがあります。役割の境界は経理代行と税理士の違いで整理しています。本記事では、見積比較のときに「記帳専門」と「顧問込み」を同じ列に並べないことだけ押さえてください。
見積もりに必ず入れる項目チェックリスト
相見積で失敗しやすいのは、A社は記帳のみ、B社は請求まで込み、C社は初期設定込み、と条件が揃っていないことです。次のチェックリストを同じ条件シートにして3社へ送ってください。

初期費用・月額基本料・従量課金
見積書で次を横並びにしてください。
| 項目 | 確認すること | メモ欄 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 科目設計・過去データの取り込み・権限設定の範囲 | |
| 月額基本料 | 何仕訳/何件まで含むか | |
| 従量単価 | 1仕訳・1枚・1名あたりの単価 | |
| 最低利用期間 | 解約月の扱い | |
| 納品物 | 試算表・仕訳帳・月次レポートの有無 |
「月額○円〜」だけ提示され、仕訳上限が無い見積は比較不能です。上限と超過単価を必ず書いてもらいます。
超過仕訳・繁忙期・修正対応の追加料金
次は後から揉めて追加請求になりやすい項目です。
- 月の仕訳上限を超えたときの単価
- 決算月・賞与月など繁忙期の割増
- 過去月の遡及入力(何ヶ月分か、単価はいくらか)
- 依頼者側の資料遅延・差し替えによる再作業
- 質問対応の回数やチャット/定例会の有無
格安に見える提案ほど、超過と修正が別料金になっていることがあります。月額だけでなく、想定超過を足した総額で比較してください。
範囲外になりやすいもの(税務申告・社保・振込承認など)
次は「頼んだつもり」でも範囲外であることが多い項目です。見積書か契約書に「含まない」と明記されているかを確認します。
- 税務申告・税務相談・税務調査対応(税理士業務)
- 社会保険・労働保険の手続き
- 振込の最終承認・実行権限
- 経営判断に関わる会計方針の決定
- 法改正対応の個別コンサル(プランによる)
税務の線引きが曖昧なまま進めると、後から顧問税理士との二重コストや責任の空白が生まれます。外注全体の進め方は一人社長の経理を外注する方法【失敗しない選び方】の契約チェックと合わせて使ってください。
ソフト自計化と代行の総コスト比較の考え方
料金相場を見るとき、代行月額だけを見ると高く感じ、ソフトだけを見ると安く感じます。比較は次の三つを並べると現実的です。
| コスト要素 | ソフト自計化 | 記帳代行併用 | 経理BPO寄り |
|---|---|---|---|
| 会計ソフト月額 | あり(要公式) | あり | あり(指定ソフトのことも) |
| 代行・BPO月額 | なし | あり | あり(高めになりやすい) |
| 社長・担当の時間 | 大きい | レビュー中心 | さらに減らせる |
| ミス・遅延のリスク | 属人化しやすい | 分担で下げやすい | 範囲設計次第 |
自計化の出発点として、freee公式はこちらとマネーフォワード公式はこちらでプラン料金を確認し、自分の月次作業時間を書き出してください。時給換算で「ソフト+自分の時間」が代行見積を上回るなら、外注はコストではなく時間の買い戻しです。機能差の見方はfreeeとマネーフォワードどっちがいい【2026】を参照してください。
ソフト自計化が向きやすい人: 取引が少なく、ルールが単純で、月末に半日以内で閉じられる。
代行が向きやすい人: 入力が毎月積み上がり、試算表が遅れ、本業の機会損失が出ている。
BPOまで広げない方がよい人: 承認権限や現金・振込の最終判断まで外部に渡したくない、または取引が少なくオーバースペックになる。
格安見積もりで確認すべきポイント
最安値だけを取る比較は、あとから高くつくことがあります。次を満たさない格安見積は、条件を揃えて再提出してもらうか、候補から外してください。
- 入力粒度
摘要・取引先・インボイス区分・部門がどこまで入るか。簡略入力だと税理士側で手直しが増えます。 - チェック体制
誰が最終確認するか。AI下書き+人の確認なのか、人の入力のみなのか。 - クラウド連携の前提
「連携済みならこの料金」なのか、紙前提の料金なのか。 - 担当の固定有無
毎回担当が変わると質問コストが上がります。 - データ返却
解約時に会計データのエクスポートや権限返却が契約にあるか。
「月額○円〜」だけで業務一覧が無い提案は、相場比較の対象にしてはいけません。
もう一つ多いのが、初月だけ安く、2ヶ月目から通常料金+超過が乗る設計です。最低利用期間と、初月キャンペーンの終了条件も条件シートに書いてください。
相見積の取り方(同じ条件シートで3社)
次の1枚をコピーし、3社に同じ内容で送ると比較が早くなります。
【会社概要】業種/従業員数/利用中の会計ソフト
【月間目安】仕訳数(または証憑枚数)/請求発行件数/支払件数
【依頼範囲】記帳のみ / 記帳+給与 / 請求・支払・消込 / その他(具体)
【証憑】紙郵送 / PDF / 銀行・カード連携済み
【納品】試算表の希望日/共有方法
【確認したい見積項目】初期費/月額/超過単価/繁忙期/範囲外業務/解約条件
返答が来たら、表の列を「初期/月額/超過/範囲外/解約」にそろえて横比較します。1社だけ極端に安い場合は、範囲漏れか超過単価を疑ってください。サービスレイヤーの違いが分からない場合は、先にAI経理代行サービス比較【2026】で「ソフトAI/記帳代行/BPO」のどれを探しているかを決めてから見積を取り直します。
見積回答が口頭やチャットだけなら、必ずメールかPDFで条件を残してもらいます。後から「その条件は含まない」と言われないための最低限の記録です。条件シートと見積書は、社内のフォルダに日付付きで保管してください。
FAQ
Q1. 経理代行の料金相場は月いくらですか?
依頼範囲で変わります。記帳代行のみならおおよそ月5,000〜30,000円の説明が多く、請求・支払まで含む経理BPOや包括委託では数万〜十数万円以上になることがあります。自社の仕訳数と範囲を書いたうえで見積を取ってください。
Q2. 仕訳数が分からない場合はどうすればよいですか?
直近1〜3ヶ月の通帳・カード明細の行数、または会計ソフトの仕訳件数を数えます。分からなければ「月の売上件数と経費件数の概算」を伝え、見積側に仮置き条件を書いてもらいます。
Q3. 税理士に頼めば記帳代行より安いですか?
必ずしもそうではありません。顧問に記帳が含まれるパッケージは、税務相談込みで高く見える一方、後から別途記帳業者を足す二重構造を避けられることもあります。比較列を分けてください。
Q4. 追加料金が発生しやすいのはどのケースですか?
仕訳超過、過去分の遡及、資料の遅延・差し替え、繁忙期、範囲外業務(申告・社保・振込承認)です。見積段階で単価表をもらってください。
Q5. 会計ソフトは先に決めた方がよいですか?
多くの代行・BPOは対応ソフトを指定します。先に中小企業向けクラウド会計ソフト比較で候補を絞り、見積条件にソフト名を書くと手戻りが減ります。
Q6. 一人社長でも外注する価値はありますか?
月次に半日以上かかっている、試算表が遅れている、本業の機会損失が出ているなら検討余地があります。判断フローは一人社長の経理を外注する方法【失敗しない選び方】を参照してください。
まとめ
経理代行の料金相場は、依頼範囲・仕訳数・証憑の渡し方・クラウド連携の前提で幅が出ます。先に範囲を決め、見積もり項目(初期・月額・超過・繁忙期・範囲外・解約)を揃えて3社以上から取り、総額で比較してください。ソフト自計化の基準線はfreee公式はこちらとマネーフォワード公式はこちらの公式料金で確認し、サービス類型が曖昧ならAI経理代行サービス比較【2026】へ戻って整理するのが失敗しにくい進め方です。
執筆・検証メモ(公開後メモ・本文非表示想定)
- 検証日: 2026-07-22(一次情報)/構成リライト: 2026-08-14(GSC: 料金・相場クエリが深い)
- 相場レンジは公開されている業界解説の幅を「目安」として記載。個別社の断定価格は見積・公式を正とする
- 画像: freee一人向けプラン / BPO料金説明(#027流用・2026-07撮影)/ 見積チェックリスト図解
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- 2026-08-14: 目安表を先頭へ移動。新規金額は追加していない


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